この記事では『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』の情報を基に、10倍株候補の見つけ方、探し方について解説します!!

スマセツ
目次
株価が10倍なるとは??⇒NTTがアップルになるようなもの!!
株価が10倍になる…と言われてもピンときませんよね。
株価は何倍になるか?を考えるとき、重要なのは時価総額です。
具体的に、あなたはNTTの株価がiphoeで有名なアップル並みになるということが想像できますか??
この想像が出来なければ、NTTの株価は10倍になることは限りなく困難であるということです。※
このように、実際に存在する企業の時価総額を比較することで、狙っている会社の株が10倍株となることが実現可能かどうかわかります!!
※この10倍は本の発刊当時であり、現在ではもっと大きな差がついているかと思います。
テンバガーを探せ!!10倍株探しの4つのポイント
①増収率20%以上の会社を探せ!!

10倍株を達成するには高い成長性=売上の増加が大事です!!
具体的には4年で売上高が2倍、つまりは年20%以上の増収を継続しているか?というのが1つのポイントになります。
年20%の成長を4年間続けたら80%の成長…ではありません!!
100%の成長になります!!
これが投資の複利です。
なお、東証一部の全体PSRは1.09倍ほどです。
そして、卸売セクターは低めに出る、営業利益率が高い企業は高めになるといったような特徴もあります。
こうした特徴を理解したうえで、成長性の高い会社を狙っていきましょう。
②営業利益率10%以上の会社を探せ!!

①では売上の重要性を説明しましたが、成長というなら売上ではなく利益なのでは?と思われた方もいるかもしれません。
利益が伸びていることはもちろん嬉しいのですが、10倍株を達成するような成長株はガンガン投資をすることで売上を増やし、マーケットシェアを増大させていきます。
そして、投資があまり必要ではなくなった段階で利益の刈り取りに入るのですが、この時に売上が低いと利益を出すこともできません。
そこで、利益については営業利益率10%の会社を優良会社と定義して、これ以上の会社を狙っていきましょう。
なお、営業利益率は営業利益÷売上高×100で算出されます。
一部上場企業ではキーエンスなどが、営業利益率の高いことで有名ですのでこうした会社を参考にしてみましょう。
③オーナー経営者が筆頭株主の会社を探せ!!

オーナー経営なら株が売られにくく株価が下がりにくいです。
そして、市場に出回ってる株の数も少ないためひとつの材料で株価がぽーんと跳ねることもありますね。
過去にはUNIQLOやGUを運営しているファーストリテイリング、携帯事業のソフトバンクや中国のアリババ株を多く保有するSBG、ヤマダ電機などを始めとした多くのオーナー企業が10倍株となっています。
なお、オーナー企業の株価はオーナーである社長のキャラクターによって株価が支えられていることも多いです。
その社長が語ってきた成長ストーリーが崩れた時、株価の下落が一気にくるのでその点は注意しましょう。
④上場後5年以内の会社を探せ!!

上場後5年以内の会社はPERやPBRが高く、割高な株というのが一般的な印象です。
しかし、成長性が重視される10倍株銘柄では、PER,PBRが高い株があがっているのが実情です。
それこそ、今ならGoogleやAmazonなどは常に割高と言われてきましたが、そうした声を吹き飛ばして急成長を続けてきました!!
10倍株を狙うなら、PERやPBRは気にせず成長性のある上場5年以内の会社の株を狙っていきましょう!!
なお、上場5年以内の会社でなくとも、久しぶりに過去最高純益を更新したような会社であれば、しばらくは最高益が続き、バイオリズムにあたる株価も最高益を更新することが多いです。
こうした銘柄であれば、『何十年ぶりかの最高益更新』に注目していきましょう!!
~おまけ~会社四季報で1番重要なのは夏号!!
会社四季報で1番重要なのは夏号と言われています。
夏号がでるまでの1か月間がお宝銘柄探しのチャンスなのです。
なぜなら、上場企業の70%は3月決算。
そのため、夏号は前期実績値、今期予想値、来期予想値が大きく入れ替わるのです。
そして、5月から各社の業績を手間暇かけて調べれば、四季報がでるよりも先に増収増益銘柄を知ることができます。
SNSが流行しており、現在では情報が手に入りやすくなってはいますが、皆が注目していないような銘柄であれば、まだまだこの手法は通用します。
この四季報の時差を利用して、10倍株を狙っていきましょう!!
四季報の読み方
各号のポイントと巻末の編集後期を読む
まとめ
この記事では10倍株を探す4つのポイントについて解説してきました。
なお、東洋経済に古い記事ですが著者の書きおろした解説記事がありましたので、興味があるかたはそちらも読んでみてください。