この記事では『跳びはねる思考』の中で印象に残った部分を引用紹介します。
自閉っ子の思考を疑似体験したいと思い手に取った本ですが、
学ぶこと、
学ぶ環境についての気づきも得られました!
支援学級にするか、支援学級にするか迷われている親御さんには是非読んでいただきたい1冊です。
目次
養護学校=現在の特別支援学校に転校した理由
普通クラスではさまざまなことを体験することができ、僕にとって充実した日々だったと思います。けれども、学年が上がるにつれて、みんなとの差は努力だけでは埋まらないことに気づきました。僕にはみんながまぶし過ぎたのです。それで逃げるように、養護学校に転校しました。
特別支援学校のデメリット
僕は勉強が好きだったので、もっといろいろなことを学びたかったのですが、養護学校では、発達検査や見かけの言動で僕の知能を判断され
たため、自分が望むような勉強はできませんでした。
部屋を出たり入ったり!!
飛び跳ねるのは気持ちを落ち着けたり、折り合いをつけるため。
先ほど部屋を出たり入ったりされていたのも、
落ち着くからでしょうか。じっとしていることは東田さんにとって、難しいことなのですか。
東田
そうです。僕にとっては、動いているほうが自然で、落ち着ける状態なのです。
夏を四六時中見張る!!
いつもの夏と違うことが起こらないように、僕は四六時中見張っておかなければなりません。
何のためにこんなことをしているのか、自分でもわかりません。
自閉症者には変化を嫌う特徴があるからでしょうか。
生活はどんどん進歩していますが、変化を恐れる気持ちというものは本当は誰もが持っているものです。
人がもともと備えている感性は、どんなに生活が便利になっても、なくしてはいけないものだと思います。
そもそも人は全ての行動に理由などつけられるのでしょうか今年の夏も無事に終わりました。何事もなく次の季節を迎えられること
が、僕の喜びなのです。